木幡計器製作所社とセンターオブガレージを活用した「既設アナログ計器のデジタル化」の開発実証を開始

株式会社グローカリンク(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 大坂 吉伸、以下「グローカリンク」)は、センターオブガレージ(以下「COG」)と連携する大阪大正区のイノベーション創出拠点であるGarage Taishoを運営する株式会社木幡計器製作所(本社:大阪市大正区、代表取締役:木幡 巌、以下「木幡計器社」)とCOGを活用した「既設アナログ計器のデジタル化」の開発実証を開始しました。

木幡計器社は、創業1909年(115周年)の圧力計専業メーカーです。創業前にブルドン菅の内製化に成功し、圧力計を国産化、現在も圧力計を中心とする製品を開発販売し、現在では、圧力計測技術を応用し、幅広い計測制御機器を総合的に取り扱っています。2018年4月に、木幡計器社は大手企業、ものづくり企業、大学・医療機関、スタートアップなどの更なる連携加速やものづくり相談、試作品開発支援のため自社工場内にイノベーション創出拠点「Garage Taisho」の運営を開始しました。木幡計器社が保有するIoT関連技術や医療機器製造開発を中心にものづくり支援を実施しています。グローカリンクはGarage Taishoの拠点設置前から全面的に支援し、その後も密な連携を続けております。

木幡計器社は、Garage Taishoでの活動も通じて、人手不足が深刻となっているプラントメンテナンス等において未だに属人的な計器の点検作業に対して、既設のアナログ計器のデジタル化を実現する製品「Salta®︎/サルタ」を開発しました。現場にある既設のアナログ計器の板ガラスに簡単に後付けができ、遠隔監視と効率のよい循環点検が可能となるIoTセンサユニットです。電源・配線工事が不要かつ低消費電力モデルであり、指針を無線でデータ送信を可能とします。

 

▲木幡計器社の後付けIoTセンサユニット「Salta®︎」

 

今般、木幡計器社は、Salta®︎や新規開発製品等のデモ実証をする拠点の一つとしてCOGを活用し、培った計測技術等をもとに事業会社との連携促進させ、Salta®︎の新たな用途開発や新たな製品・ソリューションの開発につなげます(2025年9月30日まで)。

グローカリンクは、木幡計器社に対して、計画の策定支援、場所の提供など環境の整備、実証協力者の呼びかけ、実証に対するフィードバックなど多方面で開発と実装につなげる支援をいたします。

COGは今後Garage Taisho等とも連携し、ものづくり技術が実装されるための環境構築や企業間の連携を通じて、COGから社会実装される技術が生まれるきっかけとなる場づくりを行なって参ります。


■ 株式会社木幡計器製作所
代表取締役:木幡 巌
住所:大阪市大正区南恩加島5丁目8番6号
URL:https://kobata.co.jp/
お問い合わせ先:https://kobata.co.jp/contact/

■ 株式会社グローカリンク
代表取締役:大坂 吉伸
住所:東京都墨田区横川1-16-3 センターオブガレージ
URL:https://glocalink.com

<本件に関する問合せ先>
株式会社グローカリンク 担当:高木
Tel:050-1746-2770 Mail:[email protected]

© GLOCALINK.